梶原 聡太郎さん(株式会社タンクパブリケーションズ 勤務)
略歴
平成15年ファッションビジネス学科専攻科卒業。
株式会社ネオメディアを経て現職。
今の会社を選んだ理由
当初は第一志望のオンワード樫山しか頭にはなく、面接もうまく進んでいたのですが、最後の最後で落ちた時には、もう卒業の一か月前でした。
第一志望以外のアパレル会社の就職は考えていなかったので、 他に興味のある業種を考えていたときに、学校で学んだパソコン授業(デザインや広告)が楽しかったのを思い出し、今の出版業界に入社しました。
会社での面白い話、苦労している話、充実した話など を教えてください。
上司からは指示をされて仕事をするのではなく、自らが提案先を探し、企画立案から営業、取材同行、原稿校正と、幅広く業務に最初から携われるので、充実は非常にあります。
いろんな人と会えますし、つながることができます。気がつけば人脈が増えていくので、いつの間にかやりがいになりました。
入社当初は営業の意味すらよくわかっていませんでした。電話で企業にアポイントを取るのが新人の役割でガムシャラに取り組んでいました。二年目は「初心を忘れずに」を心に留め、仕事をしているうちにコミュニケーション能力が成長していきました。それが一番のプラスでしたね。
【仕事の流れ】
▼季節や流行を考慮して、女性にヒットしそうなショップや商品を選定
▼メールや電話などで、該当企業やショップへ連絡
▼企業やショップへ訪問し、掲載を提案
▼受注
▼編集スタッフやフォトグラファーと共に取材
▼記事内容や広告内容はもちろん、特集記事を企画しながら、掲載内容を決定
▼制作工程のディレクション
▼誌面の仕上がりをチェック
▼完成!
今働いている会社の社会的な役割、影響を教えてください
月刊情報誌「Poco'ce(ポコチェ)」(フリーマガジン)の制作出版まで手掛けています。発信媒体なので自分たちがトレンド情報を、東京で働く女性に向け発信しています。会社も麻布にあります。日本の中心である東京で流行の最先端の仕事をしていることに対して喜びや満足感はあります。
自分にとって仕事をすることの意味を教えてください。
ただ報酬を得るための手段ではなく、周りとのコミュニケーションの取り方、接し方、仕事の進め方、取り組み方等、多様な面で勉強になることが多く、その一つ一つを吸収し、自分自身を成長させていく為のもの が仕事なんですね。
学校 に行って良かったですか?
良かったです。
18歳〜21歳という、子供と大人の境界で多感な時期に様々な授業のカリキュラムを得て学べるのはとても楽しいことでした。
特に校外活動はとても貴重で、その後の人生において協調性や目的に合わせて目標を達成した、経験は貴重でした。
そのときに培ったノウハウは年齢を重ねれば重ねるほど、厚くなっていますね。
だからこそ、渋谷というトレンドな環境の中で常にアンテナを張って見て、体感した方がいい。
その時の体験は今の仕事でも多くのヒントになっている。
一生の友達に出会い、遊び、学び、楽しむことができる。
その時間は自分という人間に厚みを持たせたと思います。